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3月2日 大阪府貝塚市にある登録有形文化財の住宅の古民家の調査に参加させていただきました。

こちらの建物は江戸時代に建てられた建物で築360年くらいの建物です。伝統工法の木造住宅で内部を拝見させていただくと さすが伝統工法というくらいの大きな柱 太い丸太梁で組まれています。

古民家鑑定調査 床下インスペクション 伝統耐震診断をさせていただきました。

よく古い木造の住宅は危険と思われる方もいますが 伝統工法で建てられた建物はしっかりとメンテナンスされていれば本当は今の在来工法の住宅よりも耐震的 制震的には強い建物と思います。伝統工法の建物は多くの場合 一般診断法などの耐震診断では壁量がないため 倒壊するおそれがあると診断されますが 大きな柱や梁で構成され 礎石の基礎や地震の際 外力からの変形に対して構造自体が復元力を発揮して抵抗するという『総持ち』という考え方で建てられています。実際360年もの間 何回も大きな地震に耐えているのが証拠になります。そして 今回の伝統耐震診断でも伝統耐震性能評価指数も安全となりました。

地震の多い日本では 伝統工法の建物も 大切な建物だと あらためて感じました。

今回 このようなすばらしい建物の調査に参加させていただき ありがとうございました。

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