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11月22日23日の二日間 伝統耐震診断士講習を受講させていただきました。

筋かいなどの耐力壁による剛構造で地震に抵抗する在来工法とは異なり、伝統工法で建てられた住宅は地震の揺れを住宅の各部分で吸収する柔構造となっており、伝統耐震診断は築50年以上の古民家に適した耐震診断です。在来工法の耐震診断は図面上での計算ですが、伝統耐震診断では地盤と建物のそれぞれに測定器を設置し、地盤と建物の固有周期と共振性能係数 最大振幅応答倍率の3つの要素を計測し 『建物の揺れやすい癖』を解析します。

振動は常時微動を利用するので、強制的に揺らすわけではないので建物に悪影響を及ぼさず、安定した振動により計測することが可能です。二つの測定器の差を利用し 建物独自の耐震性能を導き出します。

講習・試験・実技講習と二日間じっくりと勉強させていただきました。

これからもみなさまのお役に立てるように 耐震診断 耐震補強を頑張っていきたいと思います。

記事一覧 | 2020年11月