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11月5日の土曜日 大阪府泉佐野市の 移築後500年の建物の古民家再生総合調査をさせていただき 伝統耐震診断を担当させていただきました。

なんと 移築されてから 500年。すごい立派な建物です。500年前 日本は大永2年。室町幕府の時代です。

室内を見させていただくと 何回かリフォームはされているようですが 太い柱 大きい梁 差鴨居・・・どれを見ても迫力ある大きさです。古民家では 開口部が多く 現在の建築基準法の耐震診断 一般診断法では耐力壁での計算となるため 倒壊する恐れがあると判断されてしまいます。しかし 今回させていただいた伝統耐震診断では伝統耐震性能評価指数C値では十分安全 一応安全という診断になりました。お客様とお話していると 阪神淡路大震災のときには家に居てたけど ほとんどわからなかったそうです。

伝統工法は地震の多い日本で長い年月をかけ築き上げられてきた工法。免振的で柔構造の建物は揺れにとってとても有効な建物だと思います。これらの貴重な建物を残していけるよう これからも伝統耐震診断をさせていただきたいと思います。

貴重な経験 ありがとうございました。

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