茨木市内のY様宅の耐震診断の調査をさせていただきました。
こちらのY様宅は1999年 平成11年に建築された住宅になります。1999年なので建築基準法が2000年に改正されたので 新耐震基準で建てられた建物になります。多くの自治体が耐震診断などの補助金の補助対象建築物が1981年 昭和56年5月31日以前に建てられた建物なのに対し 茨木市では2000年 平成12年5月31日以前に建てられた建物が対象になります。よってこちらのY様宅も補助金の申請をさせていただきました。
今回 耐震診断前のヒアリングでは 建築時の図書 図面等が発見できず 資料が全くない状態で始めさせていただきました。図面等は耐震診断調査時には必ず必要になってきますので 弊社ではわたしが事前にお伺いし 平面図のみ作成させていただいています。
そして まずは茨木市に耐震診断の補助金の申請もさせていただき 補助金交付決定が下りると いよいよお宅に伺い 耐震診断の調査をさせていただきます。
弊社の場合は いつもわたしと大工さんのふたりで調査を行います。時間的には2~3時間くらいの調査になり 建物外部・内部の調査 開口部等の高さのチェック そして2階小屋裏 1階床下に入らせていただき 構造部材のチェック 筋かいの位置・有無 柱の位置 柱頭柱脚の金物のチェック等させていただきます。今回のY様宅も筋かいなどの情報が全くない状態での調査でしたが 一部見れない部分を除き だいぶ見つけられたと思います。
図面が無い場合はこれらの調査が大変大切です。筋かい等見つけられない場合は低い耐震性としか評価できません。そのため弊社ではできるだけ発見できるように努めています。
今回の調査も5月に入り 気温が25度以上での調査になってきました。これから夏場は小屋裏は非常に暑く 調査も大変ですが 頑張っていきたいと思います。